バージョン 6.5.0 - DbGate クラウド、Firebird 対応

Published: 2025-06-17

DbGate の新しいリリース 6.5 をお知らせします。このリリースでは、データベース運用を大幅にシンプルにできる重要な変更が含まれています。

DbGate Cloud — チームのために構築され、信頼のために設計

クラウドに保存された接続情報、SQL スクリプト、ER 図、その他の DbGate オブジェクトを使って、チームとシームレスにコラボレーションできます。 DbGate Cloud は、単独利用でも分散チームでも、常に同期された準備万端のワークスペースを提供します。

すべてのデータは、安全性・プライバシー・アクセス制御を最優先にして保存されます。

Premium Edition ユーザーは、すべてのクラウド機能に 無制限にアクセス できます。 Community Edition には、制限付きのクラウド機能が含まれます（接続 5 件まで、SQL ファイル 5 件まで、共有フォルダなし）。 Premium Edition では、DbGate Cloud を制限なく利用できます。

DbGate Cloud には、データベースのパフォーマンスチューニング作業向けに、さまざまな SQL スクリプトやチャートからなる公開ナレッジベースも用意されています。

Firebird データベースのサポート

新しいデータベースエンジンとして Firebird SQL のサポートを追加しました。Firebird は軽量なオープンソースのリレーショナルデータベースで、ストアドプロシージャ、トリガー、完全な ACID 準拠といった強力な機能を備えています。小さなフットプリント、高いパフォーマンス、容易なデプロイで知られており、組み込み用途からエンタープライズ用途まで幅広いアプリケーションに適しています。Firebird 対応により、他のデータソースと同様に、Firebird データベースへの接続、クエリ、管理が行えるようになりました。

クエリ結果からのチャート作成

DbGate には、まったく新しいチャートエンジンが搭載されました。チャートはクエリ結果から自動的に作成されます。もちろん、自動検出されたメジャーに満足できない場合は、すべてを自由に設定できます。チャート定義は SQL クエリの先頭（SQL フロントマターとして）に保存されるため、保存した SQL クエリを再度開いたときにも同じチャートが表示されます。

バージョン 6.4.0 以降の完全な変更履歴

6.5.0

追加: DbGate Cloud - 接続情報、SQL スクリプト、その他のオブジェクト用のオンラインストレージ
追加: 公開ナレッジベース - 特定の DB エンジン向けの共通 SQL スクリプト（テーブルサイズ、インデックス統計など）
追加: クエリ結果をチャートで可視化可能（Premium）
削除: 選択範囲からのチャート、アクティブチャート - クエリ結果チャートに置き換え
追加: FirebirdSQL 対応
追加: SQL フロントマター - SQL スクリプトのプロパティ
追加: SQL フロントマターに保存された設定に基づく、SQL スクリプトの自動実行（オープン時）
変更: ウィジェットアイコンパネルを小型化
変更: アプリケーションおよび単一接続モードをウィジェットアイコンパネルから削除
変更: 一時的に MongoDB プロファイラ対応を無効化
修正: 設定変更時に円グラフが歪む問題 #838
修正: SQL Server が生成する INSERT 文から、計算列および timestamp 列を除外するように修正 #1111
追加: 「検索時にすべての列を表示」オプションを追加 #1118
追加: Structure ビューからセル／行（例: 列名）をコピー可能に #1119
追加: 「コード補完でテーブルエイリアスを表示」設定を追加 #1122
修正: 脆弱性対応 - Web 版でファイルパスを検証
修正: 非常に長いセルを含むテーブルの描画が極端に遅くなる問題

6.4.2

追加: Docker コンテナに Source ラベルを追加 #1105
修正: MariaDB でトリガーを作成／削除した後、反映に DbGate の再起動が必要だった問題 #1112
追加: PostgreSQL クエリコンソールの出力を表示 #1108
修正: シングルクォートが MySQL エラーを引き起こす問題 #1107
追加: クエリ結果件数を制限する機能 #1098
変更: bigint 列の処理を正しく改善 #1087 #1055 #583
変更: Redis キー読み込みアルゴリズムの改善と最適化 #1062, #1034
修正: キー名に :: を含む Redis キーの読み込みを修正