DbGate で高度なデータ閲覧テクニックを使う方法

Published: 2025-12-19

DbGate には、データベースのレコードを簡単かつ効率的に探索・操作できる強力なデータ閲覧機能が多数搭載されています。この記事では、DbGate Premium で利用できる高度なフィルタリング、グループ化、マスタ詳細ビュー、外部キー展開、マクロなどのテクニックを紹介します。

なお、ここで紹介する機能の一部は Premium 専用です。各エディションに含まれる機能は、機能比較表を確認してください。

高度なフィルタリング

DbGate のフィルタ式を使うと、データに対して複雑なクエリを構築できます。論理演算子(AND、OR)や比較演算子(=、<>, >, <, LIKE, IN など)を組み合わせて、必要なデータだけを絞り込めます。

とても便利なテクニックとして、複数のカラム値(ID など)をコピーして、そのままフィルタフィールドに貼り付けることができます。DbGate が自動的に適切な SQL の IN 句を生成してくれます。

マスタ詳細ビュー

DbGate はマスタ詳細ビューをサポートしており、異なるテーブル間の関連レコードを横並びで表示できます。利用可能なビューは「References」セクションに表示され、データベーススキーマ内の外部キーから自動的に検出されます。

データのグループ化

SQL データベースでは、GROUP BY 句を使って強力なグループ化や集計が行えます。DbGate では、データブラウザから直接、1 つ以上のカラムで簡単にグループ化できます。任意のカラムヘッダーをクリックして「Group by」を選ぶだけです。

外部キーの展開

データを閲覧しているとき、DbGate では外部キーのリレーションを展開して、メインの行のすぐ横に他のテーブルの関連レコードを表示できます。さらに、それら関連テーブルの値を使ってデータをフィルタすることも可能です。

パースペクティブ

パースペクティブは DbGate の中でも特に強力な機能の 1 つで、あらゆる場所のデータを結合できます。異なる SQL サーバー間のテーブル、ビュー、さらには MongoDB コレクションまで組み合わせることができ、結果は階層的なビューとして表示されます。

この機能は、Eirik Bakke 氏の博士論文「Expressive Query Construction through Direct Manipulation of Nested Relational Results」から着想を得ています。Eirik 氏は、同じコンセプトに基づく Ultorg も開発しています。

この記事では、DbGate Premium で利用できる高度なデータ閲覧テクニックの一部を紹介しました。今後の記事では、DbGate のデータ編集機能についてさらに詳しく掘り下げていきますので、お楽しみに。